マスクトディーヴァとナミュールが2強で人気を集めた
ヴィクトリアマイル2024は
大荒れで津村 明秀ジョッキー騎乗のテンハッピーローズが勝ちました。
1着 テンハッピーローズ (エピファネイア産駒) 14番人気 単勝208.6倍
2着 フィアスプライド (ディープインパクト産駒) 4番人気 単勝12.5倍
3着 マスクトディーヴァ (ルーラーシップ産駒) 1番人気 単勝2.3倍
テンハッピーローズの前3走は
24.4.6 阪神牝馬ステークス 6着 (阪神芝1600m)
24.2.17 京都牝馬ステークス 7着 (京都芝1400m)
23.8.27 朱鷺ステークス1着 (新潟芝1400m)
という地味なものでしたが、
ここから見出さないといけない大事なポイントが2つありました。
*右回りはの成績は悪くても左回りの競馬場は得意としているかもしれない。
栗東の馬ですから京都牝馬ステークス、阪神牝馬ステークスには出したけれど、
左回りで一変するかもしれない。こんなオッズなら少額買っても失うものはないと考えて単勝100円は買っておくべきでした。
津村騎手がレース後コメントで言ってましたもんね。
「左回りが良いことは分かっていましたから末脚を信じて、4コーナーを上手くいってくれたらと思っていましたが、最高の形で直線に向けました。人気はありませんでしたが、チャンスはあると思っていました。」
*朱鷺ステークス2023では半年後にGI高松宮記念で1番人気になるくらいの実力馬ルガルに勝っている。
なのでテンハッピーローズは間違いなく爆発力はあるんですよ。
2着だったフィアスプライドは調教タイムも良かったし、
ルメールが乗るし、と思って抑えてはいたんですけどねえ。
3着のマスクトディーヴァはスタートが不安ですが、
秋華賞2着とか実力があるのは知っていましたし、もちろん抑えていました。
このレース、人気のマスクトディーヴァ、ナミュールともにスタートが不安定で、
ナミュールは元々、少しの不利があるだけで凡走してしまう繊細な馬なので、
2強でオッズ集めるけど、荒れる可能性が十分にあると予想してたんですけど、
そこからが浅はかで2頭とも差し馬なので、前残りを期待して
先行馬ばかり探していました。できれば内枠と思って。
しかし展開は前半が十分にハイペースで
先行したコンクシェル、スタニングローズ(←狙っていた)は府中の長い直線の途中で
失速してしまいました。
あとは調教タイムが良いサウンドビバーチェとか、好きな馬ハーパーとか狙ったんですけどね、
全部外してしまいました。
しかしヴィクトリアマイルの荒れパターン、
「右回り→左回りで一変」というのを見出せたのは来年への良い布石になる気がします。
(前日の京王杯スプリングカップもやっぱり左回りが得意なレッドモンレーヴが2着でしたが強かったですね。)
ローテーション的にも京都、阪神牝馬ステークスから出てくる馬、多いですし。
テンハッピーローズは1週前追切の調教タイムが
栗東CW 50.9 - 36.6 - 23.1 - 11.4
って良いやんと予想の際に検討した覚えはあるんです。
ただ阪神牝馬ステークスで負けた馬が5頭出てたんでね。
切ってしまっていました。
阪神は右回りだから度外視!このオッズなら失うものない!
と思えなかった自分はダメでした。
来年のヴィクトリアマイル予想にこの反省を活かします。
■過去の参考記事
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騎手レース後コメントを引用させていただきます。好きな馬、ハーパーが心配ですよ。コンクシェルはスタート良くなくて、無理やり押してハナを切ったのが後半にスタミナ切れになったと思う。スタートが上手い西村 淳也ジョッキーで見てみたい。
返信削除2着 フィアスプライド(C.ルメール騎手)
「良い枠でしたし、良いポジションを取れて、ずっとスムーズな競馬でした。だんだん加速してくれましたが、フワッとしてしまいました。最後は精一杯の感じでした。それでもGIではベストパフォーマンスができたと思います」
3着 マスクトディーヴァ (J.モレイラ騎手)
「ゲートの中でテンションが高くなるところがありましたが、タイミングよく出られて、悪くないスタートを切りました。だいたいイメージ通りのポジションでしたが、周りの馬の動きから、スムーズな競馬ができませんでした。自分のベストを出せずに残念な結果に終わりました。しかし、レース中にいろいろあっても頑張ってくれて馬には感謝したいです」
4着 ドゥアイズ (鮫島 克駿 騎手)
「外枠でしたが、ある程度インで脚を溜める意識で行きました。直線では、人気馬が上がっていく時にすぐ横でしっかりとマークしつつ、良い形で抜けてきました。他の馬にぶつけられて怯むところがありましたが、不利があった中よく伸びてくれました」
5着 ルージュリナージュ (横山 和生 騎手)
「よく頑張ってくれました。ゲートの中で良い姿勢で待っていましたが、一歩目は速くありませんでした。それも頭に入れて、リズムを大事にしました。直線では2呼吸ぐらい待って、一瞬3着はあるかなという脚でした。広いコースが良いのかなと思います。距離は1600mから1800mぐらいが良いと思います」
6着 ウンブライル (川田 将雅 騎手)
「現状できる精一杯の走りで、最後まで頑張ってくれました」
8着 ナミュール (武 豊 騎手)
「初めて乗ったので比較はできませんが、最後に追い出しても切れる脚を使えず、最後までジリジリという感じでした。この馬本来の決め手が出ませんでした。残念です」
13着 コンクシェル (岩田 望来 騎手)
「千六は少し短かったです。初めての古馬GⅠでしたが、自分の競馬はできました。千六は適距離と思っていませんし、また仕切り直して頑張りたいです」
15着 ハーパー (池添 謙一 騎手)
「ゲートの中でマスクトディーヴァがうるさく、つられて突進しました。それでもまずまずのスタートを切って、道中は肩ムチを入れて促しながらの追走。最後は余力がありませんでした。昨年のいいころには届いていない印象です」