新進気鋭の競馬予想家とうけいばさんが書かれた本
「降格ローテ 激走の9割は"順当"である」を買って読みました。
とても論理的で、統計的なデータや実例などが紹介されていて、
参考になる良い本だと思いました。
ただぁ!(粗品風)
一つ足りない点を挙げるなら、
半分以上のレースには降格ローテがあてはまらず、
主に重賞で、ほとんど芝のレースばかり予想している自分には、
あまり役に立たないかなと思いました。
競馬場の現地へ行ったときには平場のレースも予想するので、
参考になるレースもあると思うんですけど、
それでも自分は主に阪神/京都の平場のレースを勝負するので、
「昇格ローテ」が多いんですよね。
逆に人気馬が飛ぶパターンで参考にしたらいいんですかね。
そういう意味では「とうけいば」さんの
次の本の発売を楽しみに待ちたいと思いました。
降格ローテは下記の7パターンですね。
詳しい説明は是非、本を買って読んでくださいね。
①栗東馬の割合による降格ローテ - 栗東(関西)の方が、美浦(関東)の馬に比べてレベルが高く、栗東馬が多い関西でのレースで大敗した後に、関東のレースに降格ローテで出てきた場合に穴馬が激走するケースがある。
②性別と距離による降格ローテ - ダート1400m以上の距離でハイレベルな牡馬・牝馬混合戦から低レベルな牝馬限定戦に降格ローテで出てきたら穴馬が激走するケースがある。
これに関しては牝馬限定のダートのレース、勝負した記憶すらないですね。
そんなレース、そもそもある!?と思って調べたら、
週に1レースあるかどうか、ギリギリ1つはあるって感じでした。
もし平場のレースを楽しむときは、
該当するレースと、降格ローテの馬を是非探してみたいです。
(近々だと新潟の咲花特別とか三条ステークスとか、
5月17日に東京12レースの1勝クラスのレースとか、
5月25日の東京8レース三峰山特別とかありますね。)
しかし、牝馬限定のダートのレースが少ないために、
ほとんどの馬が牡馬牝馬混合戦からの降格ローテになりそうな気がするんですけど、
どうなんでしょうかね。実際にチャレンジしてみないとわからないですね。
③性別と開催時期による降格ローテ
「夏は牝馬」という格言がある通り、
牝馬が牡馬に比べて夏を得意とするのは統計的にも知られていることです。
ハイレベルな冬・春の牡馬牝馬混合戦で大敗を喫しても、夏の牡馬牝馬混合戦に出てくるローテの牝馬は
激走することがあります。
モズメイメイとかピューロマジックなんてまさにそんな馬のような気がします。
葵ステークスとか北九州記念とかアイビスサマーダッシュとか、
暑いので牝馬が馬券内に飛んでくる印象あります。
④馬齢による降格ローテ
3歳限定戦から、3歳以上の古馬との混合戦に出てくる3歳は
人気薄でも上位に来ることがある。
クラシックで注目されるような馬でも、
経験不足とか展開がハマらずにチグハグな競馬をして、
1勝クラスとか2勝クラスの条件戦から再スタートみたいなケースがありますよね。
⑤距離短縮による降格ローテ
⑥芝・ダートによる降格ローテ
芝で出足が悪くて、4コーナーで後方になってしまう馬は、
ダートに転戦して、激走することがある。
⑦ハンデ戦による降格ローテ
前走は斤量の別定戦から、次走はハンデ戦といローテで
軽い斤量の恩恵を受ける馬が激走することがある。
自分が勝負しているような重賞では、
あてはまらないレースは多いですが、
本自体はとても面白かったです。
とうけいばさんの次の本が楽しみです。
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