2019年12月21日土曜日

ハーツクライ産駒の特徴とアツすぎる2019年の有馬記念

(↑2005年の有馬記念でディープインパクトを破ったハーツクライ)


ハーツクライと言えば、日本国内で唯一ディープインパクトに土をつけた馬として

知られています。当時はマグレだという見方も多かったですが、

引退してからのハーツクライ産駒たち(ジャスタウェイ、スワーヴリチャード等)の活躍を見ると

ハーツクライは実力馬だったと感じます。

(2005年の有馬記念はルメールの騎乗と戦略が素晴らしかったことも言わずもがなです。)







統計的なデータは他のサイトに譲るとして、

個人的に感じるハーツクライ産駒の特徴は

*大器晩成。成長が遅め。クラシックで勝ったことあったっけ?というレベルの印象。(実際にはワンアンドオンリーがダービー勝ってますし、ヌーヴォレコルトがオークス勝ってます。直線が長い東京競馬場ですね。)


*ズブい。瞬発力ではディープインパクト産駒に負けるが、長い直線だと勝つときがある。


*最後の直線が長い東京競馬場に強い。


*重馬場に強い。(2019年のジャパンカップはスワーヴリチャードが勝ちましたが、やがり重馬場でした。)

*馬体大きめ。今年の朝日フューチュリティステークスを勝ったサリオスの馬体重は538kgでしたね。








そして2019年の有馬記念ですが、

スワーヴリチャード、リスグラシュー、シュヴァルグランと3頭もGI馬が出てきます。

ディープインパクト産駒もフィエールマン、ワールドプレミアなどGI馬が出てきますから

子どもたちの対決の再現に盛り上がりそうですね。









ルメールは2005年の有馬記念、

ズブいハーツクライでディープインパクトに勝つために先行策を取りました。

直線が短めの中山競馬場ですから、

ハーツクライ産駒は上手く先行策をとって、

がんばってほしいです。

7 件のコメント:

  1. 見事にハーツクライ産駒のリスグラシューが勝ちました!

    しかし、リスグラシューは2歳、3歳(クラシック)のときも弱くはなかったですが、5歳時の強さは素晴らしかったです。アーモンドアイを蹴散らしました。まさにハーツクライ産駒は大器晩成ですね。

    やはりサンデーサイレンスの最強の後継種牡馬はディープインパクトではなく、ハーツクライなんじゃないかと改めて思った2019年の有馬記念でした。



    全着順を書いておきます。

    1着 リスグラシュー
    2着 サートゥルナーリア
    3着 ワールドプレミア
    4着 フィエールマン
    5着 キセキ
    6着 シュヴァルグラン
    7着 レイデオロ
    8着 ヴェロックス
    9着 アーモンドアイ
    10着 エタリオウ
    11着 アルアイン
    12着 スワーヴリチャード
    13着 スティッフェリオ
    14着 アエロリット
    15着 スカーレットカラー
    16着 クロコスミア


    リスグラシューは宝塚記念も強い競馬してたから、今回の勝ちはわかるけど、アーモンドアイの沈み方をどう分析するかが難しい。

    古馬の斤量になってからの長距離レースはきついのかなとは思いました。ロードカナロア産駒は軽い斤量じゃなかれば2000mまでかな。サートゥルナーリアも多分、来年古馬になってからの斤量はきついはず。


    個人的にはヴェロックス(ジャスタウェイ産駒)を推してたんですけどね。ジャスタウェイ産駒も古馬になってから強くなっていくのかな。ヴェロックスに注目です。

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  2. 【追記】

    アーモンドアイはなぜ沈んだのか、みんなの分析が知りたくてnetkeibaの掲示板を見たけど、アーモンドアイは負けて史上最強牝馬にケチついた、ウォッカはこうだった、ブエナビスタはこうだった、ジェンティルドンナはこうだったとか、リスグラシューをもう超えられないとか、どうでもいい議論がされてて萎えた。

    右回りの中山競馬場が合ってない。左回りの東京が良いって意見は散見されたけど、どうなんでしょう。

    桜花賞も秋華賞も右回りのコースで強さ見せてますけどね。来年は是非、大阪杯に出て強さを証明してほしいな。

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  3. 【追記】

    アーモンドアイの敗因について、鞍上のルメールのコメントが出ましたね。1週目のスタンド前で冷静に走れなかった、前に行こうとした、ということでスタミナを失ったみたいですね。

    やはりアーモンドアイの適正距離は2000mまでやな~と思った有馬記念でした。来年は大阪杯→安田記念と攻めてほしいなと思いました。

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  4. 【追記】

    ちなみにハーツクライ産駒の馬体重は大きめと書きましたが、勝ったリスグラシューの馬体重は468kgでした。宝塚記念を勝ったときは460kgでした。ハーツクライ産駒の馬としては長距離のGIを勝っていくには理想的かもしれません。

    スワーヴリチャードがジャパンカップを勝った時は516kgでした。これは大きいですね。

    2歳の時点でめちゃくちゃ大きいサリオスがどうゆう成長するのか楽しみです。

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  5. 【追記】

    2019年のホープフルステークスは、ディープインパクト産駒のコントレイルが勝ちました。やはり2歳~3歳時はディープインパクト産駒が結局強いんだろうな~

    3着に入ったワーケアも4歳になったとき、強くなりそう。もしかしたらダービーも狙えるかも!?

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  6. 【追記-メモ】

    一口馬主をされている方と食事に行く機会があり、お話をしていて阪神JFを勝ったレシステンシアって強いですねという話になり、ただダイワメジャー産駒は周り囲まれると弱いですよ、と教えてもらった。

    たしかに阪神JFは逃げるような形になって、周りに囲まれてなかったもんな。これから周りからマークされ始めたら、難しくなってくるのかな。

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  7. 【追記】

    リスグラシューの血統的に分析すると、特徴は母方でノーザンダンサーのクロスが入っている。ノーザンダンサーの子は母方にサドラーズウェルズと、Lyphard(リファール)の血が入っています。ハーツクライは元々、Lyphard(リファール)の血が入っているので、Lyphard(リファール)のクロスというのも注目すべきポイントですね。

    あとネバーベンド、ミルリーフの血が入ってる。



    2014年のオークスを買ったヌーヴォレコルトの母方にもノーザンダンサーのクロス。今年のクラシック注目馬のサリオスも母方にノーザンダンサーのクロス。(5代血統に載りきりませんが、ダンジグの父はノーザンダンサーです。)

    グラヴァシュドールにも母方にノーザンダンサーのクロス入っていて、
    全部数えると5x5x6x7のクロスなんですが、濃すぎかな。グラヴァシュドールに注目していきたい。

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