2020年の京都記念(GII)はクロノジェネシス(バゴ産駒)の快勝でした。
いや~しかし、クロノジェネシスの何が面白いって、
この成長ぶりですよね。
オークスまではとても地味な印象でしたが、秋華賞でガラッと成長した強い姿を見せてくれました。
そして馬体重も露骨に成長を物語ってるんです。
*クロノジェネシス主要レース 馬体重
2歳時
新馬戦-440kg
アイビーステークス-436kg
3歳時
桜花賞-434kg
オークス-432kg
秋華賞-452kg (初のGI制覇!)
エリザベス女王杯-448kg
4歳時
京都記念-460kg (重馬場をもろともせず快勝!)
オークスから秋華賞で、プラス20kg。
競馬場にいてたら絶対太いと考えて外してしまいそうですが、
結果を見るとその20kgは確実に成長分でした。
さらに体重が増えた4歳時の京都記念も快勝。
次は大阪杯に参戦が予想されますが、
個人的に馬体重が460~470kgでクロノジェネシスが出てきたら、
迷わず軸馬にしたいです。
ちなみに他の馬の馬体重ってどれくらい成長するもんなの!?
と思い、調べてみました。
(とりあえずクロノジェネシスと比較しやすいように牝馬にしましたよ。)
リスグラシュー (ハーツクライ産駒)
2歳時
新馬戦-432kg
3歳時
桜花賞-436kg
秋華賞-438kg
4歳時
東京新聞杯-448kg
アイルランド府中牝馬-460kg
エリザベス女王杯-462kg
5歳時
宝塚記念-460kg
有馬記念-468kg
やはりリスグラシューも、クロノジェネシス同様に、馬体重が2歳~3歳時から古馬になって全盛期を迎えるころまでに約30kg増えましたが、
クロノジェネシスほど急激に馬体重は増えていないですね。
この馬もみなさんやはり気になるでしょう!
アーモンドアイ (ロードカナロア産駒)
2歳時
新馬戦-472kg (ニシノウララに負けての2着です。)
未勝利-466kg
3歳時
桜花賞-462kg
オークス-466kg
秋華賞-480kg (牝馬クラシック3冠達成!)
4歳時
安田記念-484kg (不利もあり、3着に敗れています。)
天皇賞・秋-480kg
有馬記念-486kg (リスグラシューに完敗)
クロノジェネシスやリスグラシューが古馬になるまでに20kg~30kgの馬体重を増やしている中、
アーモンドアイは約10kgくらいしか増えていないのが特徴ですね。
早合点は禁物ですが、ロードカナロア産駒は早熟なのかな、とか考えてしまいます。
馬体重を見て、馬の成長具合を予想するのは面白いですね。
コメント欄に、牡馬の馬体重の変遷も記載しましたので、興味のある方は是非読んでください。
【追記】
返信削除牡馬も見ておきましょう。
*ディープインパクト
2歳時
新馬戦-452kg
3歳時
皐月賞-444kg
日本ダービー-448kg
菊花賞-444kg
4歳時
天皇賞・春-438kg
宝塚記念-442kg
ジャパンカップ-436kg
有馬記念-438kg
すごい、ほとんど馬体重が増えていない。
というか新馬戦が1番重い。
そりゃ産駒が早熟と言われるのもうなずける。
ディープインパクト産駒でも調べてみました。
返信削除ディープインパクト産駒の勝ち頭、ジェンティルドンナの馬体重の増減・成長を見てみましょう。
2歳時
新馬戦-474kg
未勝利-470kg
3歳時
桜花賞-456kg
オークス-460kg
秋華賞-474kg
4歳時
天皇賞・秋-470kg
ジャパンカップ-470kg
5歳時
ジャパンカップ-472kg
有馬記念-470kg
やはりお父さんのディープインパクト同様に馬体重が古馬になっても増えてないですね。
ちなみにディープインパクトの兄であるブラックタイド産駒の代表馬キタサンブラックについても調べてみました。
3歳時(デビューが3歳です。)
新馬戦-510kg
スプリングステークス-504kg
皐月賞-510kg
セントライト記念-532kg
菊花賞-530kg
4歳時
天皇賞・春-524kg
ジャパンカップ-536kg
有馬記念-536kg
5歳時
天皇賞・春-536kg
天皇賞・秋-542kg
有馬記念-540kg
ディープインパクト産駒と違い、しっかり馬体重から成長が見受けられますね。
クロノジェネシス同様に3歳の秋に本格化した印象があります。
【追記】
返信削除先日、クロノジェネシスについて詳しい方に話を聞いてきたのですが、エリザベス女王杯2019年のときは、秋華賞から期間も短かったので、馬にストレスがかかり、かなりカッカッとしていたと話されていました。パドックでも荒れていたようですね。
あまり使い詰めるとよくない馬のようです。そういう意味でも京都記念からの大阪杯は十分に間があいて、よさそうです。
大阪杯でのライバルはサートゥルナーリア、ダノンキングリーですね。
もしかするとアーモンドアイがドバイを回避することになったら大阪杯に参戦することがあるかも!?との噂もありますね。
そうなるとアーモンドアイとクロノジェネシスの夢の直接対決です。現役牝馬最強馬が決まります。
【追記】
返信削除クロノジェネシスは大阪杯でラッキーライラックに負けてしまいましたが、宝塚記念でリベンジのチャンスですね。
大阪杯ではラッキーライラックが内枠だった分、負けてしまった印象です。宝塚記念は良い枠ひいてほしい。(ラッキーライラックは大外いってほしいところ。)
あとクロノジェネシスの半姉のノームコアはヴィクトリアマイルで3着でした。地力ありますね。母クロノロジストは名牝です。今後も良い馬が生まれてくる予感です。特に子どもが牝馬だったときに期待です。