単勝オッズ10倍以下の馬が5頭と混戦となった宝塚記念2025は
1着 メイショウタバル (ゴールドシップ産駒) 武 豊
2着 ベラジオオペラ (ロードカナロア産駒) 横山 和生
3着 ジャスティンパレス (ディープインパクト産駒) マイケル・ディー
という結果になりました。
毎年のことですが、馬場の読みや、道悪適性の分析がカギとなる宝塚記念。
今年は近畿地方は6月9日(月)に梅雨入りが宣言されて
前日の土曜は断続的にパラパラと雨が降って、
当日の朝7時頃まで関西は雨が降っていました。
その夜中は強めに雨が降っていて、
JRAから発表される当日AM 7:30時点でのクッション値は7.8でした。
宝塚記念2024との決定的な違いは当日の天気で、
2025では朝7時からずっと曇り(ときどき太陽も出た)で、
どこまで回復するのかが予想の重要ポイントでした。
お昼頃の芝のレースを見て、時計がしっかりかかっていて、
でも2024の馬場は内が壊滅的だったけど、
今年は開催日程の変更で阪神は4日目で内がまだ荒れていないということで、
前残りも起こりうるし、道悪適性は問われるレースだと思って、
予想しました。
メイショウタバルとソールオリエンスの単複を買って、
人気サイドでは道悪をこなしてきたベラジオオペラは評価できると思って厚めに買って、
メイショウタバルの単複と、メイショウタバル-ベラジオオペラの馬連は
当てることができました。
しかし3着に来たジャスティンパレスは
道悪の2024で全く走ってなかったので軽視してたんですが、
マイケル・ディー騎手が最後の直線に懸ける競馬をして、
上がり最速で3着に飛び込んできて、
3連系は外してしまいました。
後の祭りではあるんですけど、
しっかり道悪の宝塚記念2024はジャスティンパレス走らなかったですけど、
稍重の天皇賞・春は勝っていて、
ちょっと緩いくらいの道悪なら全然問題ないんですよね。
その分析が弱くて3連系を外してしまいました。
あとこのレースの教訓は
古馬になって良馬場ではない馬場を初めて走る有力馬が、
ドゥレッツァ、アーバンシック、ロードデルレイ、レガレイラといて、
道悪を初体験では難しいだろうなとレース前から思ってたんですけど、
それは正解でしたね。
GIでは、やっぱり初体験の状態では勝てないと思ってて、
それは証明されたんじゃないかと思いましたね。
もちろん例外も出てくるんでしょうけどね。
現場からは以上です。
騎手レース後コメントは
コメント欄にお願いします。
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宝塚記念2025のレース後、ジョッキーたちのコメントを引用させていただきます。ジョッキーたちが当日の馬場を緩い馬場だと認識していたことがわかると思います。
返信削除1着 メイショウタバル (武 豊 騎手)
「馬の状態はとにかく良かったと思いますし、こういう馬場状態も気にはしなかったので、色々と上手くいったかなと思います。(今日は父の日、メイショウタバルの父ゴールドシップと親子二代制覇した事について)私の父(武邦彦さん)も喜んでいると思います。今日は応援していただいてありがとうございました。」
2着 ベラジオオペラ (横山 和生 騎手)
「もしかしたらスタートの一歩目、調教で早く止まったところなどに夏負けの兆候があったかもしれません。一歩目が昨年ほどではありませんでしたが、進みの悪さというか、鈍かったです。それでも上手に競馬をして外に出して、勝ち馬が頭を上げたところで早めに捉えに行きましたが、馬場も相手の好きな馬場で、こちらが止まっているというより勝ち馬が伸びている感じでした。距離もこなせないわけではありませんが守備範囲から少し外れていたかもしれません。ただ内容の良い、良い内容の競馬でした」
3着 ジャスティンパレス (マイケル・ディー 騎手)
「調教の成果もあり、ゲートの中はおとなしかったです。スタートもしっかり切れました。ブリンカー効果もありました。道中もハミをしっかり取ってくれました。ポジションは馬のリズムに合わせて運びました。向正面でアーバンシックが見えたのでそれをターゲットにしながら直線では良い進路に出したいと思いました。それに応えて最後はいい脚で伸びてくれました。この馬と関係者に感謝したいと同時に、勝てなかったことが残念です」
4着 ショウナンラプンタ (幸 英明 騎手)
「最後まで良く伸びてくれましたが、前が残る展開でした。悔しいですが力は見せてくれました」
5着 チャックネイト (ダミアン・レーン騎手)
「パドックでレース前に落鉄して付け直した時に、気持ちが昂りました。スタートしてからは冷静でした。コーナーも、道中も、ロスなく回ることができて、直線しっかり伸びてくれました。レース前からいろいろなことがありましたが、たいした馬です。いい競馬をしてくれました。やわらかい馬場への適性も見せてくれました」
6着 ソールオリエンス (松山 弘平 騎手)
「スタートは五分に出てくれましたが、行き脚がつかず後方からになりました。無理してついていくと持ち味が発揮できないと思いました。逃げ馬が勝つ展開で頑張って追い込んでくれて、まだまだやれる馬だと思います」
9着 ドゥレッツア(横山 武史 騎手)
「スタートを出てくれて、前半はためをつくって…というのも先生との作戦通りでした。いい感じで折り合いもついていましたが、得意ではない馬場だった分、3コーナーで内にモタれたり、終始、余力がなくなってしまいました」
11着 レガレイラ (戸崎 圭太 騎手)
「ポジションは取っていきたいと思っていて、良いところを取れて、道中はリズム良く運べました。3、4コーナーぐらいから手応えが怪しくなりました。前にベラジオオペラがいたのでちょうど良いかと思いましたが、(脚が)溜まっている感じはありませんでした。緩い馬場がもうひとつだったのか、久々もあったのか、はっきりしたところはわかりませんが、また改めてですね」
14着 アーバンシック (クリストフ・ルメール騎手)
「ちょうどいいレースができました。いいリズムでした。でも、3コーナーから忙しくなって、進んでいかなくなりました。ギアが上がりませんでした。馬場の影響もあったのかもしれません」
15着 ローシャムパーク (菱田 裕二 騎手)
「ゲートを出てから考えようと思っていて、思っていた通りのスタートが切れました。道中は楽なポジションで運べました。ただ、4コーナーから脚色が怪しくなりました」
17着 ヨーホーレイク (岩田 望来 騎手)
「ポジションは良かったですが、本来の走りではありませんでした。もしかするとあまり状態が良くなかったのかもしれません。やりたい競馬はできたと思います」